アルコール性高血圧
高血圧のいろいろな原因の一つに、アルコール性高血圧があります。 アルコールが高血圧の原因になると聞きますが、一般的に理由を良く知らないのではないでしょうか。
アルコール性高血圧
アルコールを飲むことによって血圧が急に高くなる症状をアルコール性高血圧といいます。もちろんアルコールを飲むことでリラックス効果があるため、血管の収縮がリラックスします。その結果、血行がとてもよくなり血圧も下がります。
ここまで読んだ人はん「何だ、アルコールを飲むと血圧が下がるんだからいいじゃん」と思うかもしれません。私も飲酒中に血圧を計測すると上が80台、下が40台まで下がっていました。アルコールというものは、少し飲むだけでこれほど下がるのです。
だったら、アルコールは血圧を下げる効果があると考えるのは間違い!
アルコール性高血圧は酔いがさめる時に起こってくる
しかし、アルコールを飲むと血圧が下がると早合点しては行けません。実はアルコールが怖いのは酔いが醒めた後です。もちろん適量飲んで気持ちよい酔いであれば、アルコールが高血圧と呼ばれるほど高い血圧を引き起こすことはほとんどありません。
しかし、適量を越して飲みすぎた時、アルコール性高血圧の怖い点は、酔いがさめて体内からアルコールが抜けた時なのです。
体からアルコールが抜けると、それまでリラックスしていた状態から、体が緊張した状態になります。その結果、リラックスしていた血管は緊張して収縮した状態になります。すると、広い血管を流れていた血液の流れは狭くなった血管を通るため、血圧が上昇してしまのです。
もともと血圧に問題がない人はアルコールを飲んで酔いがさめても血圧の変動もそれほどたいしたことはありません。しかし、高血圧の人が更にアルコール性高血圧になると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高くなります。。
アルコール性高血圧は、アルコールが原因ですから、治療はとても単純です。要するにアルコールを控えることです。その結果、血圧はどんどん低くなっていきます。ストレス解消やリラックスのために適量を嗜む量に抑えていたらそれほど血圧に大きな影響はありません。禁酒しても良いのですが、まずは控えてみましょう。
高血圧とアルコール性高血圧を同時に併発してしまう事があります。それにはまずアルコールの摂取を控えなければいけません。慢性的な高血圧を降圧剤を使って下げていても。アルコール性高血圧を降圧剤で低く抑えることはできないことを知ってください。
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