血圧を下げるにはDHA・EPAなどの栄養を十分に補いながらのダイエットがポイント。


動脈硬化

心臓に近い大動脈の動脈硬化を指摘されて以来、20年以上飲んできた降圧剤。それが何と、医師と相談の上1年前に降圧剤の服用を中止できました。

降圧剤は死ぬまで飲むものと覚悟してたので、そんな日が来るなんて思ってもみませんでした。

それだけではなく、重度の睡眠時無呼吸症候群の治療で装着していたÇパップという装置までも外すことができたのが、それから9ヶ月後です。

降圧剤を止めるポイントは中性脂肪を減らし動脈硬化を予防・改善

降圧剤をやめたポイントは

脂肪を燃焼させ体重を減らす

動脈硬化を起こさない栄養を補う

この2つです。

①はありきたりですが、②をおろそかにしないことが重要です。

体の60兆個の細胞が弱ければ病気になってしまいますね。細胞を強く作るために必要なのは薬ではなく栄養なんです。そのようにしながら10kgほどダイエットしました。

何度も言うようですが、大事なのは中性脂肪を減らすだけのダイエットではないことです。質の良いタンパク質、タンパク質の吸収を補助するミネラル、ビタミンもセットで摂ることがとても大事になります。


若い女性や男性がやりがちな、偏った物だけを食べて行う過激なダイエットは、必要な栄養が不足して血管がボロボロになるから注意しなくてはならないです。

ダイエットしながらも欠かせない栄養とは。



それは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカル、酵素のいわゆる8大栄養素です

特にこれらは血管や他の細胞が脆くならない、脳卒中発症のリスクが高くならないために重要なポイントです。それについて重要な解決のヒントをお伝えするので、しばらくお付き合いくださいね。



降圧剤を飲むだけでは高血圧の原因は解消しません


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降圧剤で血圧が下がると、高血圧症が治ったと勘違いする人は、そのまま不摂生な生活を続けがちになりますし、それが大問題です。

体には血圧を下げる物質がもともと分泌されているんですね。しかし、降圧剤を飲み続けることで、薬がこの成分の代わりになるので、気づかぬ間に分泌されなくなります。

薬の成分が血圧を下げているだけなのに、治ったと勘違いして勝手に薬を中止する人が後を絶ちません。薬で血圧を下げるようになった時には、もともと体が分泌していた血圧を下げる成分は分泌されなくなっているので、運悪く血圧は急上昇し脳卒中発症に至る事が起こります。

そうなってしまえば、例外なく後悔先に立たずということわざ通り打ちのめされてしまいます。ある意味人生はそこで終了。次に半身麻痺で生きるという別の人生が始まります。



生活習慣病は実は地獄の生活が始まる病気です。



動脈硬化で起こる怖い病気。

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高血圧症、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、乖離性大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、慢性腎炎



例えば次のように救急車を呼ぶ。

朝起きようとして起き上がれない。半身が麻痺している。その後は麻痺した不自由な体や言語で生きるしかない。そんな人多いですよ。

動脈硬化で起こる病気はどれも深刻。後悔先に立たずの病気だけど、全て予防する方が簡単です。予防するしかない病気です。



中性脂肪値が高いと動脈硬化が起こる


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中年以降の3大死因の内「脳卒中」「心筋梗塞」の2つが動脈硬化で起こります。よく死亡数が取り上げられますが、生き残って後遺症を抱えて苦しんでいる人の方が遥かに多いんですネ。



狭く硬くなった血管の中を血液が流れる高血圧。私はそんな高血圧になって20年以上。高血圧を正常化させ動脈硬化を予防改善する気になるまでは、お医者さんが健康にしてくれると勘違いしていました。

ダイエットで栄養不足になるのは本末転倒です。


栄養が不足するダイエットは、強い血管に必要な栄養までも不足するので、血管は脆くなるばかりです。

重要な栄養には悪玉と誤解されてるものがあります。脂質の1種で悪玉と酷い名前をつけられたコレステロールも。体を作るのに欠かせない脂質なんです。悪玉も善玉も同じコレステロールです。過剰と不足が問題なのであって悪玉は不必要どころかとても重要です。

コレステロールが過剰になると動脈硬化が起こり、コレステロールが不足すると細胞が正常にならず、血管はもろく癌、認知症の原因に。

戦後脳出血が多かったのはコレステロールとタンパク質が極端に不足していたからです。その後タンパク摂取量が増えるとともに脳出血が減り、脳梗塞が増えてきました。



動脈硬化改善には栄養+運動が効果的。

動脈硬化を予防・改善する運動のポイント



動脈硬化を起こした心臓や血管に、負担をかけるだけの運動は止めましょう。ジョギングよりもウォーキングのようなゆるい有酸素運動が良いのです。夕食前の少し空腹の時に30分ほど行うと効果的です。


食事の栄養摂取のポイント



腹八分目を心がけ、食べ過ぎない。でも食を減らすからといって、栄養不足では正常な細胞が作られず、体が正常に機能しなくなります。

栄養のポイント

  • 糖質、脂質は摂りすぎず不足せず。
  • 食物繊維を十分に摂って、脂肪をからめて排出する。
  • 高品質のタンパク質を摂ることで丈夫な血管ができる。(プロテイン指数100点満点のタンパク質は鶏卵としじみ。)
  • タンパク質を吸収して合成するには、十分なミネラルとビタミンが不可欠
  • DHA・EPAが不足することで、中性脂肪値が高く維持されたり、血管が柔軟でなかったり血流がサラサラでなかったりといったことが起こりやすいです。


「悪玉コレステロールを増す中性脂肪」の吸収を抑えるものとは?



厚生労働省は、生活習慣病の予防に1日あたり1,000mgのDAH・EPAの摂取が望ましいと言っています。でも実際には日本人の摂取量は1日平均500mgも不足しています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は体に必要な必須脂肪酸。体内では作られないので食べるしかありません。青魚にたくさん含まれていて、DHA・EPAの両方を摂ると相乗効果があります。

小腸で中性脂肪の吸収を抑え、血液の流れや、動脈硬化の起きた血管に良い、そんな理想的な栄養。優れた脂肪酸。DHA・EPA。

EPA・DHA

DHA・EPAを最も効率的に摂れる食材は青魚です。特に生で新鮮な「刺し身」が一番です。クロマグロの刺し身なら5人前で500mg。

動脈は活性酸素によって酸化されて硬化するので、抗酸化食材と食べると一層良いですよ。

でもそうは言っても、いくら刺し身好きでも毎日5人前はさすがに多すぎますよね。飽きるし、財布にも優しくないです。

青魚はファイトケミカルと一緒に食べるのがおすすめ


大葉
大葉(紫蘇)
大根
大根
大根
大根



抗酸化力が高い食材は、ファイトケミカルと呼ばれる野菜です。

緑黄色野菜、ゴマ、キャベツ、ダイコン、緑茶など。こうした身近な野菜が動脈硬化を防ぐので、食べましょう。

例えば「ブリ、ハマチなどの青魚の刺し身」と「大根のつま」や「大葉」を刻んで添えて食べる。大根や大葉ぐらいでいいんだから簡単ですネ。ボクはプランターで育てます。とても育てやすいです。これでファイトケミカルを毎日摂取できます。ミニトマトもそのうち実ってくるのでリコピンが摂れます。

青魚が苦手だったり刺し身5人前/1日も食べられなければ、それに代わるもの



αリノレン酸

青魚が苦手。苦手ではなくても普通は5人前の刺し身は無理。そういった場合は、αリノレン酸を摂取すれば、体内でEPAやDHAに変身するんです。。αリノレン酸を多く含む食品は、えごま・亜麻仁(アマニ)・くるみ・チアシード

αリノレン酸だったら1日2gの摂取で良いのです。だんだんと解明される事が増えてきて今は少々深刻な事態があります。というのは、植物油やナッツ類に含まれるリノール酸を10g以上摂ると弊害が起きると分かったからです。

特にサラダ油を中心とした植物油は、家でも外食でも多くの食品に使ってあり大問題なんです。その理由なんですが、安い植物油はノルマルヘキサンという劇薬で高温で抽出されるからです。ノルマルヘキサンはセメダインのような接着剤にも使ってある劇物です。それがサラダ油の中に残ってると知ってたら食べますか?たとえ残って無くても、アメリカでは使用中止されたトランス脂肪酸が生じます。

健康食品には常に逆転劇がありますネ。だからどんな情報でも頭から信じ込むのはやめたいところです。

ところで、凄いのは、αリノレン酸はこの害までも対応するということです。リノール酸ではなく、2g以上のαリノレン酸を摂れば良いえごま油は、成分の半分以上がαリノレン酸です。

しかし、何処の製品かが重要です。重金属の土壌汚染が深刻な中国産の種子から作られたえごま油は絶対に買わないようにしましょう。

唯一食べてよいのは、低温圧搾で搾り出した日本製のものを選んでください。多少高いのは我慢してください。水はもちろん薬以外で健康になるにはある程度のコストはかかります。写真は種子も製造も日本のエゴマです。クリックで公式サイトに飛びます。





DHA・EPAサプリ

青魚が苦手なので、DHA・EPAサプリで補うのも良い方法です。

多くのDHA・EPAサプリの中から選ぶ基準とは?

DHA・EPAサプリを選ぶ基準


  • 1日分が500mg以上含まれている
  • 魚臭くない(魚臭いのが苦手な人)
  • 抗酸化のDHAとEPA
  • 安全な材料と製造(GMP取得工場)
  • 返金保証
  • 解約自由

DHAとEPAは酸化されると意味がなくなるので、抗酸化対策のしてあるものを選びます。

東南アジアなど外国で製造されたサプリはNGです。材料も製造過程も不透明過ぎるからです。

余計な食品添加物の入っていない材料を使って、医薬品を製造できるGMP取得工場で製造しているものなら安心できます。



色々試し比較して、食事では不足分をサプリで補うようにしました。もしも会わなかった時のために、返金保証と2回目の配達を解約できるようなものを選んだ方が良いです。


EPA・DHAサプリ「きなり」



サプリを利用したからといっても、DHA、EPAを摂るだけでは栄養が偏ります。タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しない食生活が大事と再度言いますネ。

食生活を改善しながらDHA・EPAサプリを摂った結果



DHA・EPAサプリだけがすごかったのではないでしょう。それよりも、体を構成する栄養に優先順位を着けて、不足すること無く摂るためにはDHA・EPAサプリが役立ったということです。

栄養摂取に気を配りながら生活して、体重は70kg ⇒ 60kgに減るとともに、仕事中に180もあった最高血圧が朝晩の血圧が、120/70平均で安定しました。};

2年前に一度失敗したダイエット⇒成功

1年前に現在の主治医に相談して、全ての降圧剤(2種類)をやめることができ現在まで継続しています


血圧は常に変動するので、時に150以上のこともあります。1週間、1ヶ月のスパンで傾向を押さえていれれば良いので一喜一憂しないことが大事です。

多少血圧が高い日があっても、丈夫な血管になる栄養を摂っているんだと思えば何だか安心できます。



DHA・EPAを摂って2年の変化。

  • 体重:68~72KG ⇒ 59~62KG
  • 血圧150~160/90~100 ⇒ 120~130/60~80
  • 体温35.5~35.9℃ ⇒35.9~36.8℃



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無添加、低温圧搾で絞り出したごま油10gの抗酸化力とともに血管を若く保っています。




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2017年5月1日夕食


(悪玉コレステロールについて)

悪玉コレステロールが多すぎると、動脈の膜の中で活性酸素に酸化され、異物と認識した免疫細胞(マクロファージ)が、酸化された悪玉コレステロールを始末します。

ところが、酸化された悪玉コレステロールの量が多すぎると、お粥のように柔らかな「粥腫(=アテローム)」が動脈に蓄積し動脈硬化を起こします。

こういったことから動脈硬化はコレステロールというよりも、むしろ活性酸素が主原因だと言えます。活性酸素を掃除してくれる栄養としてファイトケミカルに目を向けることが重要なのです。



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