血圧を下げる運動

適度な運動には、血圧を下げる効果があります。注意しなくてはならないのは、あくまでも適度=適切な運動をするということです。

過激で過剰な運動はもちろん駄目ですし、余り運動の効果のないようなものでも駄目です。例えばダラダラとしたウォーキングを見かけますが、気分転換としての効果あるでしょうが運動効果は少ないです。

ウォーキング

運動の効果は、I度の高血圧(140~159/90~99mmHg)であれば、降圧剤を使わずに、運動と食事だけで適正な血圧に調整できることが多いのです。

適度に運動すれば、心臓や肺の働きを向上させ、血液の循環を促進し、継続により徐々に体の各部の機能が向上します。そうするとその効果は血圧だけでなく、肥満、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病全般に対して現れてきます。


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ウォーキング、水泳などの有酸素運動

ストレッチは有効な有酸素運動

運動は、有酸素運動(エアロビクス)と無酸素運動(アネロビクス)に分けられます。私たちが取り組むべきは有酸素運動です。有酸素運動は、十分に酸素を取り込みながら行う運動のことです。

それに対して無酸素運動は重量挙げや短距離走のように無呼吸状態で行う運動です。こういった運動は心臓血管系に負担をかけるので、高血圧で動脈硬化を起こしてるは要注意です。

無酸素運動は、エネルギー生産が解糖系が中心である30代ぐらいまでの人が行う運動なのです。40代になれば有酸素のエネルギー系であるミトコンドリアによるエネルギー生産が中心となるため、有酸素運動が身体に合った運動となります。

具体的には、ウォーキングサイクリング、などたくさんあります。ストレッチなどもやり方次第では良質の有酸素運動となります。心拍数が上がらないので効果が無いわけではないんです。脈拍が過負荷にならなくても、深い呼吸や筋肉を伸ばすことで新陳代謝の高まりや、全身の血行が高まります。ポイントは深い呼吸です。

無酸素運動は、一時的に血圧を上昇させるので高血圧の人には特に危険だという点からも、高血圧の人の運動は、有酸素運動を選択しましょう。有酸素運動は、2日に1回、できれば毎日、継続して30分以上続けたいものです。

*水泳:プールは塩素の害が大きいので却って健康を妨げるので注意してください。私もプールで泳いでましたが、塩素の害を知ってからはやめました。


参考) >>ストレッチと高血圧改善



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